MacのターミナルからSSHで「Xserver」に接続する
「Drupal」を使うならば「Composer」はもちろんのこと「Drush」も使いたい。ならば、ターミナルで「Xserver」へSSH接続は必須である。
ということで、Macのターミナルから「Xserver」へSSH接続する手順です。
1・「Xserver」のサーバーパネルの「SSH設定」を開く
2・「SSH設定」タブの「状態」を「ONにする」に変更する。
3・「公開鍵認証用鍵ペアの生成」でパスフレーズに任意の文字列(メモっておく)を入力し「確認画面へ進む」をクリックし認証用鍵を生成する。
4・「Xserver」の公式マニュアルには、この時ダウンロードした「’自分のサーバーID’.key」ファイルの内容を「公開鍵登録・更新」タブで登録するとなっている。
しかし、サーバーには認証用鍵を作った時点で情報が登録されているのでこの過程は必要ない。
むしろ、これが原因で後に「Permission denied」となる可能性も?
5・ダウンロードした「’自分のサーバーID’.key」ファイルをMacのホームディレクトリにある「.ssh」フォルダに移動する。
※SSH接続するユーザーのホームディレクトリ
$ mv ’自分のサーバーID’.key ~/.ssh/
6・移動した「’自分のサーバーID’.key」ファイルを確認するとMacなのでファイルに「@」マークが付いていたりする。
気持ち悪いのでこれを消します。
$ ls -la ~/.ssh/
$ ls -l@ ~/.ssh/’自分のサーバーID’.key
-rw-r-----@ 1 utano320 staff 3208 6 25 19:59 '自分のサーバーID'.key
com.apple.metadata:kMDItemWhereFroms 170
com.apple.quarantine 68
# Extended Attributesを削除する方法
# こいつの削除の方法ですが、以下のようにxattr -d [削除したい属性] [ファイル名]とすると消えます。
$ xattr -d com.apple.metadata:kMDItemWhereFroms '自分のサーバーID'.key
$ xattr -d com.apple.quarantine '自分のサーバーID'.key
$ ls -la ~/.ssh/
# 「@」マークが消えました。
7・次に、「.ssh」フォルダのパーミッションと「.key」ファイルのパーミッションを変更します。
$ chmod 700 ~/.ssh # これは元々そうなっているかもしれない
$ chmod 0600 ~/.ssh/'自分のサーバーID'.key
8・「Xserver」へSSH接続する準備が整ったので、接続してみます。
「Xserver」へのSSH接続にはポート番号「100200番」を使います。オプションでこれも指定してやります。
$ ssh -p 10022 -i ~/.ssh/'自分のサーバーID'.key -l '自分のサーバーID' '自分のサーバーID'.xsrv.jp(もしくは、ホスト名sv*****.xserver.jp)
9・公開鍵認証鍵の確認にパスフレーズが聞かれます。設定したパスフレーズを入力します。
あとは祈ります。(実際には、公開鍵認証鍵を登録してから少し時間を置いてみる等)祈りが通じないと、
Permission denied
以上です。
$ php --version
PHP 5.6.~
おっと、「Xserver」のサーバーパネルではPHPのバージョンを「PHP8.0.12」に切り替えているのに・・・まぁ、あるあるですね。
今回は「Xserver」へSSH接続が出来たので、次回は上記の問題を解決したり「Composer」のほうも何とかしたりしたいと思います。
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